こんにちは。愛媛県の公認ロルファー、
伊藤亮輔です。
ロルフィングを受けたメジャーリーガーの記事を翻訳しました。パッとしたので、助詞の間違いや誤字はご容赦をw
25年以上もの間、たくさんのプロ野球選手は怪我からの回復を早めたり、体のメンテナンスとしてロルフィングを取り入れてきました。ここに6人のプレイヤーの経験談を紹介します。
1)シーン・ケイシー、元メジャーリーガー、一塁手。
シーン・ザ・メイヤー・ケイシーはこれまでにクリーブランドインディアンズ、シンシナッティレッズ、ピッツバーグパイレーツ、デトロイトタイガース、ボストンレッドソックスでプレーしてきました。2006年の4月14日、ピッツバーグパイレーツ在籍中にランナーと衝突し、背骨の骨を損傷しました。入院している間に武術をたしなんでいた友人にロルフィングを紹介されました。
「今までにロルフィングって聞いた事がなかったんだ。だからロルフィングのサイトに行ってロルフ博士に関する記事を読んでから、ロルフィングを受ける事に決めたんだ。僕のロルフィングのセッションは4月27日にマイケルウォーラーから受け始めたんだ。ロルフィングを受けてすぐに筋肉の痛さとスパズムが軽減されたんだ。4週間の間に8セッションを受けて、5月の26日に試合に戻る事が出来たんだ。怪我してからたったの6週間だったんだよ。」
ケイシーはその年の7月31日にデトロイトタイガースにトレードされました。またその年、オークランドアスレティックスとのプレーオフ中にふくらはぎの筋肉を損傷しました。
「オークランドとの試合中に脚を怪我したんだ。スイングした時に脚が爆発したかと思ったよ。怪我は酷かったし、ワールドシリーズも近いし、もうプレーオフは試合に出れないと思ったんだ。MRIの結果ではヒラメ筋の筋膜が損傷してる事が解ったんだ。ロルフィングを受ける前は筋膜を知らなかったけど、その怪我が起こったとき、ロルファーに電話したんだ。初日に、マイケルが筋肉をあるべき場所にもどしてるのが解ったんだ。ロルフィングは素晴らしい技術で、僕を救ってくれたんだ。」
ケイシーはワールドシリーズの2戦目に試合に戻りました。そのシリーズではホームラン2本、打率4割3分2厘という素晴らしい成績を修めました。
「あのワールドシリーズは僕のキャリアの中でのハイライトだったね。ロルフィング無しでは、ああはならなかったよ。(実際、医師は全治3週間と診断したが、彼は10日で回復しました。)ロルフィングは100%僕を助けてくれたね。」
2)ブレット・セイバーハーゲン、元メジャーリーガー、投手
サイ・ヤング賞2回、ワールドシリーズ制覇を成し遂げたブレットセイバーハーゲンはカンザスシティロイヤルズ、ニューヨークメッツ、コロラドロッキーズ、ボストンレッドソックスでプレイし、2001年に引退しましたが、ロルフィングを1986年から受け始めていました。
「1986年の8月から腕と肩に怪我があったんだ。腱炎、筋挫傷があったんだ。その時の状況は最悪だったね。ロルフィングを受ける理由は、体の一部にハリがある場合、体全部を調整しなくちゃいけないんだ。
ロルフィングを受けてる時の痛みは「良い痛み」なんだ。固くてコリのある場所でもセッションが終わると楽になるんだ。
セイバーハーゲンは1987年にロルフィングを終了し、1990年に肘の手術後のメンテナンスとして再びロルフィングを受けました。
「医者が宣告したよりも早く治ったんだ。間違いなくロルフィングが助けてくれたんだね。ロルフィングは誰にでも効果的なんだ。日常生活のなかで、どうやって呼吸したり体を動かしてるかを焦点においてるからね。特別、アスリートに焦点を置いてるわけじゃないんだよ。」
ボブ・テュークスバリー、元メジャーリーガー、投手
ボブ・テュークスバリーはニューヨークヤンキース、シカゴカブス、セントルイスカージナルス、テキサスレンジャーズ、サンディエゴパドレス、ミネソタツインズでプレイしてきました。元々コントロールが売りだった彼に取って、 肩と腕の怪我は彼の選手生命に関わる物となりました。1997年には超スローボールを投げました。」
テュークスバリーはロルフィングについてこう語っています。
「僕はロルフィングから様々なものを授かったんだ。1991年に、マッサージ師からより深いワークとしてロルフィングを紹介してもらったんだ。ロルフィングを受けて、呼吸のしかた、姿勢と体への意識が長く続く様になったんだ。僕はロルフィングを2つの部分に使うんだ。背中の上部を腰の辺りだね。ここの柔軟性が上がる事によって僕のパフォーマンスが上がるから、もう一度受けようと思ってるよ。」
トム・シーバー、元メジャーリーガー、投手
3度のサイ・ヤング賞受賞、1969年にワールドシリーズを制し、野球殿堂入りを果たしたトム・シーバーは4つの球団でプレーしましたが、最も知られている所属チームはニュヨークメッツでしょう。シーバーはメッツのエースであり、野球史上最高の先発ピッチャーと考えられています。シーバーはメッツの同僚であり、後にロルファーになったクレッグ・スワンにロルフィングを紹介されました。シーバーはロルフィングの事をこう語っています。
「クレッグからロルフィングを受ける前は慢性的に腰、ハムストリングス、ふくらはぎに痛みがあったんだ。彼はセッションの後に、体を効率的に使う方法を教えてくれたんだ。僕は無意識につま先を上手く使えていなくて、その代償でふくらはぎから腰まで痛みが出ていたんだ。90年代にロルフィングを受けてから腰とハムストリングには全く問題が無くなったんだ。僕はロルフィングを、筋肉は骨に問題がある人に強くお勧めするよ。」
5)クレッグ・スワン、元メジャーリーガー、投手。
クレッグはキャリアの大半をニューヨークメッツで過ごしました。スワンはローテーターカフを損傷した後にロルフィングを受けました。
「僕はレベル2の損傷があって、チームと僕は理学療法で治療しようと考えていたんだでもピーターズバーグにいる友達からロルフィングの事を聞いたんだ。最初はロルフィングについては懐疑的だったんだけど、色んな事を挑戦する事は大事だと思ったから、受けてみたんだ。」
スワンはその後、フロリダでセッションを受けました。
「僕のロルファーは関節に十分な伸びを作ろうと勤めたんだ。そうするとピッチングの時に上手く関節を使えるからね。関節に伸びが出来ると筋肉はリラックスしていても、効果的に使われるんだ。そうすると肩と腕は体幹から独立出来るんだ。そしたら球速が上がったんだ。」
スワンのキャリアを終わらせる原因になったのは上腕三頭筋の筋膜の損傷でした。彼は選手として得た知識を活かそうと思い、ロルファーになる事を決めました。スワンはロルフインスティテュートぞ卒業し、現在はコネティカットでセッションをしています。皮肉な事に、今は彼のキャリアを絶たせた筋膜に焦点を当てて仕事をしているのです。
ティム・サーモン、元メジャーリーガー、右翼手
ワールドシリーズチャンピオン、ティムサーモンは自信のキャリアを伸ばす為にロルフィングを取り入れました。サーモンははアメリカン、カムバックプレイヤーアワードに選出された選手でもあります。サーモンに関するロルフィングの言葉は見つかりませんでしたが、ロルフィングのホームページでは、サーモン選手がロルフィングを推奨する一人として、名前が載っています。